ドリームズ
ファームと
お米の関係
米どころ庄内のおいしいお米を活かした
高品質な製品づくりに取り組むドリームズファーム。
お米のプロフェッショナルとして、
安全とおいしさへのこだわりを追求する私たちの姿勢をご紹介します。
お米産業を守るために。
もともとは創業者本人も兼業の米農家。米づくりへの想いが会社設立のきっかけの1つでした。しかし、1990年代に入ってお米の輸入が自由化されると、その取引価格は徐々に下落。全国の米農家が大きな危機を迎えたのです。庄内の誇りである米づくりの将来を見据え、「米産業を守りたい」という強い想いから、ドリームズファームは稲作以外の方法でお米を活用した事業ができないかと模索を始めました。
時代が求めたのは、
パックごはん。
そこで着目したのが、食文化の変化。近年はパンや麺類など、主食のバリエーションが広がっており、お米以外の主食を選ぶ機会が増えました。また、日本人の家族形態にも変化が生じています。核家族化が進み、また一人暮らしをする人も増えていました。さらに、ライフスタイルの多様化により、家族が揃って食事をできないケースも増えています。こうなると、以前のようにお米をたくさん炊いて、みんなで一緒に食べるという機会が大きく減ってしまいます。それでも「おいしいごはんを食べたい」というニーズは確実にあるため、わざわざお米を炊かずとも「おいしいご飯」を食べてもらえるようにと考え出されたのがパックご飯であり、私たちドリームズファームは、安全でおいしい無菌包装米飯事業に取り組み始めたのです。
おいしくお届けするための
ブレンド技術。
パックごはんを生産する際にまず大切になることは、「仕上がりがおいしくなるお米」を選ぶこと。目指す仕上がりの味と食感を実現するために、培ってきたお米の知識をフル活用しています。私たちの自慢は、お米のブレンド技術。どんな品種のお米をどんな比率で配合すればパックごはんとしていちばんおいしく食べられるのかを長年研究、最適なブレンド比率や手法を生み出しました。また、炊飯時の水量・温度、炊き上げまでの時間なども研究し、それぞれベストな設定を導き出すことに成功しました。これらの情報はいつでも高品質な製品をお届けできるよう、会社の大切な資産として引き継がれています。
安全に対する徹底した取り組み。
私たちの製品をいつでも安心して召し上がっていただくために、安全性を最重要視しています。パックごはんの製造では「殺菌」の工程に注力。専用の殺菌機を使用し、一定の温度を保てているのかを常にモニタリング、確実な安全性の確保に努めています。また安全衛生方針を遵守しており、ISO22000:2018 食品安全マネジメントシステムに基づく安全管理に取り組んでいます。徹底した安全へのこだわりは、従業員全員が共有する最も大切な姿勢のひとつです。
「エコパック」開発などで
低コストを実現。
自慢の製品を一人でも多くのお客さまにお届けするために、お手頃価格を維持するよう努めています。お米のブレンドでは、おいしさを実現すると同時にお客さまへお手頃価格で提供できるためのコスト条件に合ったものを吟味。また、パッケージ資材にも工夫を重ねており、包材使用量とコスト削減に寄与する「エコパック」を業界に先駆けて開発しました。この「エコパック」は従来製品よりもコンパクトなサイズであるため、大量の保管にも適しており、災害時の備えにも便利と各方面で好評をいただいております。ドリームズファームが開発した「エコパック」は今や、パックごはん容器のスタンダードとなっています。
これからは福島のお米も
おいしく安全にお届け。
現在、2026年の完成に向けて福島県相馬市に新たな工場を建設中です。東日本大震災の影響から、現地の米農家はいまだ風評被害に悩まされています。私たちが積極的に福島のお米を活用することで現地の農業復興を支えるとともに、福島のお米のおいしさを全国のお客さまに知っていただきたいと考えています。加えて、福島でも耕作放棄地の引き受け等に取り組むことで、地元農業の担い手としても貢献していく考えです。